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2015年6月 8日 (月)

「さよなら、愛しい人」と煙草

20年振りぐらいにレイモンド・チャンドラーの作品を読んでいる。
「 さよなら、愛しい人 」  村上春樹訳


以前読んでいたのは訳者が違い清水俊二訳の「 さらば愛しき人よ 」ですが久しぶりに読むとあらすじもほぼ忘れており新鮮な感じがするのもなんだか悲しいですが、改めて読むとアメリカの人種問題の事や時代背景など以前感じなかった(もしかしたら感じていたかもしれないがなんせ憶えていないので・・・)ことが感じられこれもまた新鮮であったりする。
村上春樹氏の訳の違いもおもしろく清水氏の訳はいかにもハードボイルド的で男性的な断定的な文体でテンポがあったような感じであったが、村上氏の訳はしっとりと冷静な文体でこれもまた良いが改めて本棚を探り清水氏の「 さらば愛しき人よ 」も読んでみたいと思っている。

一作目の「 ロンググッドバイ 」ではギムレットが作品の中で大活躍と言うかあらすじを理解する上で重要な役割を果たすが「 さよなら、愛しい人 」でもウイスキーなどがたくさん出ており私の仕事的にも面白く読んでいる。
ヘイグ&ヘイグ、バーボンのパイント瓶、気つけ薬的にストレートで飲んで見たり女性が飲む場面だとソーダで割って飲んでいたりと酒がうまい具合に使われている。
マルムジーワインなども描写の一因として出ており私も知らなかったのだがシェイクスピアの「 リチャード三世 」に描かれている話を背景に書かれておりシェイクスピアを読んでいない私としてはこのあたりも一度目を通さなくてはと思って次第である。

さてあらすじは他に任せるとして読んでいて気に入った場面があった。
主人公の探偵フィリップ・マーロウが悪人にボコボコにやられて家に帰るシーンがあるのだが、監禁から解放され久しぶりに家に帰って来た時のシーンで
「部屋の鍵を開け、中に入って匂いをかいだ。戸口に立ち、ドアにもたれ、明りをつける前に少し時間を置いた。いつもの匂いだ。埃と煙草の匂い。それは男たちの送る暮らしの匂いであり、男たちが生き続ける世界の匂いだ。」
煙草嫌いの人には何ともない場面だが煙草好きと言うか煙草が未だにカッコイイものと勘違いしている私としてはしびれる場面である、
体調の関係で止めていたが最近煙草が復活してしまった私としてはやはり煙草はいいものだと思ってしまうのは煙草の中毒に犯されているからなのだろうか?
まぁなにが言いたいかというと結局禁煙を失敗してしまったいい訳になってしまったのだが・・・・・・。



話はずれてしまったがまだ読み終わっていないのだが、残りの「 リトル・シスター 」「 大いなる眠り 」も村上氏の訳で出ているようなので楽しみである。
清水氏の訳も読み直すとなる当分の間チャンドラーで楽しめそうだ。

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