フォト
2009年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

2009年11月10日 (火)

シャトゥーン

怖いです!へたなホラー小説より何倍も怖いです。

シャトゥーン  増田俊成  宝島社

20091110180143 よく、「 一番強い猛獣は? 」など会話の話題になり、大抵ライオンやトラが挙げられますがこの本を読むと間違いなく「 羆 」と思ってしまいます。

大きいものだと350キロを超え、車をも壊す力を持っているこの動物。

その中でもシャトゥーン ” 穴持たず” と呼ばれ、冬になり冬籠りをしそこない、腹を空かせ、凶暴さを増し、人間を襲う恐ろしい羆。

平均気温は北極圏より低い、北海道北端の大樹海( 天塩?)冬にはマイナス40度を下回る極寒の地で繰り広げられる羆と人間の戦い。

羆に襲われ電話も通じない山の中のプレハブ小屋に逃げ込んだ密漁者。

小屋には鳥の研究をしている者たちが、山の中で年越しをするために集まっていたところ。

楽しく年を超す為に集まった山小屋にシャトゥーンがさらに襲いに!

突然小屋が揺れたかと思うと窓から羆の手が伸び外に連れ出され、体は引きちぎられ内臓をむしり食われる犠牲者。

次々に襲いかかる羆に冷静さを失ってゆく人間たち・・・・・・・。

いやぁ~怖いです、ですが一気読みです。

第5回「 このミステリーがすごい! 」 大賞優秀賞受賞作品。

羆の小説というとやはり羆を題材にした実話をもとに書かれた「 熊嵐 」 吉村昭氏  の小説も思いだされますが、ついこちらも読みたくなってしまいます。

2009年9月15日 (火)

薬指の標本

すっかり小川洋子さんの本にハマってしまいました。

今回は「 薬指の標本 」。7andy_28344332

硬質な文章から導かれる美しい世界。

サイダーをつくる工場で働く21歳の女性。

ある日機械に挟まれ薬指の先を失ってしまう。

「 薬指 」結婚指輪をはめる指。

そんな指の先をほんの少しとはいえ失った女性の運命が変わって行く。

知らない町に行き新い仕事、標本作製の手伝いを始める。

自分の焼けた家に生えていたキノコ、楽譜に書かれた音楽の音、飼っていた鳥の骨、火傷の傷跡・・・・・。

そのあらゆるものを標本にしてしまう標本工房の主人に恋い心を抱かれ、ある日一足の靴をプレゼントされる。

「 これからは、毎日その靴をはいていてほしい 」。

靴をはくことにより自分を支配されて行く主人公・・・・・・・・。

読むにつれ、物語の世界に入り込んでゆきます。Main1

この本はフランスでも出版されていて、映画もされている作品。

ゾクゾクするようなエロティズム、フェティシズム、美しくも恐ろしい不思議な世界が時間を忘れさせてくれます。

2009年9月12日 (土)

生きるとは、自分の物語をつくること

前回の「 凍りついた香り 」ですっかり気に入ってしまった小川洋子さんをまた読みました。

41m6anrxgl__sl500_aa240_ 「 生きるとは、自分の物語をつくること 」

小川洋子さんと河合隼雄さんの対談集。

といっても、何故この本を選んだのか忘れてしまいましたし、この河合隼雄さんという人もどうゆう人か知らずに読んだのですが、とにかくためになるし、興味の惹く本でした。

「 河合隼雄 」 これまたまったく知らなかったのですが、とってもすごい人で、分析心理学を日本に取り入れた心理学者で、京都大学名誉教授、国際日本文化センター名誉教授、はては自称日本ウソツキクラブ会長などなどいろいろな肩書もあるとにかくすごい人。

不思議なのがこの本を読んでいて、河合さんの一言一言に自然と癒されていくのが不思議。

心理学者という仕事がらか、人を落ち着かせ、癒す力が読んでいて伝わってきます。

小川さんの本を読んだつもりが、河合さんの魅力に読むにつれ虜にさせられてしまいました。

2009年9月 2日 (水)

凍りついた香り

20090902190514 「 凍りついた香り 」 小川洋子 幻冬舎

小川洋子さんの作品は初めて読みました。

恥ずかしながらまったく知らなかったんですが、たくさんの作品を書いてる方で、芥川賞作家でもあり、「 博士の愛した数式 」で映画化されたり、フランスでも出版されている「 薬指の標本 」がフランスで映画化されるなど国際的に有名なかたなんです。

すごく簡単にストーリーを言うと、自殺により突然恋人を失ってしまう女性の話。

自殺してから明らかにされてゆく恋人の知らない過去。

その過去を追ってゆくストーリーですが、文章の表現が驚くほど美しいのです。

ひとつひとつの文章を読むにつれ、文章が頭の中で鮮明に映像化されてゆくんです。

読み進めるうちに、本の世界に没頭してしまいそうな文章が気持ちよいです。

さて、次はどの作品を読もうかまだ読み終わる前から楽しみです。

2009年7月11日 (土)

大きな森の小さな家

先日、長年のお付き合いのあるN氏とジンジャーエールの話をしていたら、「 大きな森の小さな家 」という小説にジンジャーエールを作る所が出ていたということを聞きつけて、この小説を読み始めました。

P6200128_1 実を言うと、「 STILL 」の定番カクテル、一番人気の「 モスコーミュール 」で使用している、手作りジンジャービアーもアメリカの古いレシピをアレンジしたものなので、似たようなレシピなのでは?と思って読み始めたのですがこれがなんとも面白い小説でした。

「 大きな森の小さな家 」  ローラ・インガルス・ワイルダー著

30代以上の方ですと「 大草原の小さな家 」と言うとわかりやすいかも知れませんね。

私も子供のころNHKのドラマでなんとなく父親と見ていた記憶が残っていますが、その原作です。

20090710171807

1867年生まれの著者が経験した、アメリカ開拓時代を描いた実話をもとにしたお話です。

電気もなければ、ガスもない開拓地で暮らす家族の物語。

冬に備えてジャムを作ったり、ブタを解体してソーセージや塩づけ肉を作ったり、メイプルシロップの取り方、小麦の作り方や収穫の仕方、野生動物との共存、開拓地で生きるすべが描かれた、サバイバル小説でした。

少し大袈裟に書いてしまいましたが、人間の根源、食べて生きる事を真剣に見直すことができる素晴らしい本です。

今では当たり前ですが、ソーセージやお肉、野菜、パン、日常食べているものがどの様にして作られるのか?いかにその過程が大変なものなのかがわかりものの大切さを改めて実感できる小説です。

小さなお子様にもおススメですよ!

2009年5月30日 (土)

再起

最近、ミステリーやハードボイルドからなんだか遠ざかっておりまして、久し振りのミステリーを読み始めます。

ディック・フランシス 「 再起 」です。

20090529171705 もう十年ぐらいデイック・フランシスの小説を読んでいませんでしたが、読みたくなったのは不屈の主人公、シッド・ハレーが、再登場していたためつい購入してしまいました。

40作以上を書いているディック・フランシスですが、シッド・ハレーのように四度も出てくるのも珍しく、作者自身も好きなキャラクターなのではないかと思われます。

障害騎手のチャンピオンジョッキーのシッド・ハレー。

栄光の頂点でレース中の落馬により片腕を負傷し引退、その後、探偵社に入り調査員になったところから第二の人生んが始まりました。

「 再帰 」でも舞台はやはり競馬界。

八百長疑惑を調べ始めるところから物語は始まるそうです。

さて、これから読みはじめるところですが、久しぶりに読むと変わっていることもあり、まず気になったことが、訳者が変わっていたこと。

今までは菊池光氏が訳をしておりましたが、北野寿美枝氏に代わっておりました。

調べてみると三年前に亡くなられた為でした。

菊池光氏はディック・フランシスの作品のほか、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズなどでも読みなれていたためとても残念です。

それから、ディック・フランシスさんっていったい幾つなのかとふと疑問を抱き、これも調べてみると、1920年生まれ、日本で考えると大正9年生まれの89歳!

なんともすごいことで、この年になっても執筆してるとは驚きです。

そういえば、今日の新聞に銀座の最高齢のバーテンダー、小板橋さんが91歳でお亡くなりになられたとの記事が載っておりましたが、70歳、80歳過ぎても、仕事をしていられるというのは、ものすごいことで、頭が下がります。

ちなみに今年40歳の私、折り返しで考えて80歳までバーテンダーを続けられるかどうか・・・・・・んんんん~、難しいだろうなぁ~、とりあえず、一日一日のんびり頑張ってやっていきますんでよろしくです。

2009年4月11日 (土)

ショットバー 麻生幾

何気ない日常、当り前の毎日、ほんの些細な事の裏にものすごい秘密や事件が隠されている。

513ync54bpl__sl500_aa240_ たまたま、時間がありショットバーで時間を潰すことから事件に巻き込まれてゆく。

結果的に絡まった糸に自ら絡まりに行ってしまう主人公、必然なのか偶然なのか・・・・・・。

読み進むにつれて絡まった糸は解けてゆくのだが、解けて全貌が明らかにされてくると厳しい現実を見させられてしまうのです。

強そうに見えるが実際は優柔不断な主人公、しかしながら強く生きてゆこうとする強い姿勢に憧れます。

う~ん、難しいなぁ~、うまく感想が書けない、読み終わったばかりなのに誰と誰がつながっていて、どの場面が偶然でどの場面が必然なのか?事件の謎が解明される最終場面は複雑ですが、先が気になってしまいついつい読み進んでしまいます。

しかし久しぶりに一気に読んだミステリーでした。

今夜ショットバーにでも行って、ゆっくり整理することにします・・・・・。

とりあえず、写真のバーに行ってみようかな?

2009年4月 2日 (木)

ショットバー

これだから、本屋へはあまり行きたくないのですが、ついフラフラ、フラ~と入ってしまいました。

20090401174339 少し時間もあったこともありゆっくりと店内を見ているといつの間にか三冊も手にしておりました。

「 夏から夏へ 」 佐藤多佳子著 

北京五輪、4×100Mリレーで初の銅メダルをとった、日本代表選手を追ったノンフィクション。

不可能と思われていた短距離スプリントでメダルを獲得したことも記憶に深く刻まれている方も多いと思います。

私もこのときは大興奮でした、最近読んでいる「 一瞬の風になれ 」著者が書いていることもあり、この本で陸上の面白さを再び思い知らされてしまい、つい手に・・・・・・・。

もう一冊は「 ショットバー 」  麻生幾著

この題名を見てしまったら私としては買わざるえません。

しかも作家が麻生幾。

謎の覆面作家,、ジャーナリストでもあることから、警察、政治、自衛隊などを描くことが多く、憲法第9条、北朝鮮を題材にした「 宣戦布告 」など、本当にありそうなリアルな設定がたまらなく面白く、恐ろしい本なのです。

最近は図書館の利用が多かったせいかつい買ってしまいました・・・・・・。

借りた本は期限があるので必ず読むのですが、買ってしまうとそのまま本棚で眠ってしまうことが多いので気をつけなければ・・・・・・・。

2009年3月14日 (土)

一瞬の風になれ

今回は読書記録。

お酒とは一切関係のない本ですが、前から読んでみたかった本です。

20090314200656 「 一瞬の風になれ 」 佐藤多佳子著

佐藤さんの本は三冊目かな?

陸上にかける高校生の物語。

もうすぐ40歳を迎える年齢で、ないものねだりなのか、なぜだか10代の子供たちが頑張るような青春小説にはまっております。

とにかく何も考えずに一つのことに打ち込む姿ほど美しいものはないと思います。

最近は、集中力もなくなり何かに打ち込むことすらなくなってきている身には、うらやましい限りです。

2009年2月 9日 (月)

感性の起源

いやぁ~、よく眠れる本だこと!

なんて、ちょいと私には難しい本を読んでしまいました。

Kannsei 「 感性の起源  ヒトはなぜ苦いものが好きになったか  」

都甲 潔 著   中公新書

本来、動物にとって苦味とは「 毒性の警告 」といわれ自然界においては、口にするものではないものとされておりました。

それがなぜ人間だけが食べるようになったのか?

バクテリアなど単細胞生物は苦いものから逃げ、人間でも赤ちゃんのころは苦いものから避けます。

最近流行りの「 もやしもん 」にも載っていましたが、粘菌などを使った実験結果などからをもとに、細胞レベルから「 人とは何だろう 」といった疑問を味覚、臭覚などをもとに考えてゆく本。

最初はチンプンカンプンでしたが、徐々に面白くなってゆく本です。

世界で初めて味覚センサーを作った著者の考える味覚が分かる面白い一冊です。

2009年1月31日 (土)

Cocktail Stories

謎が解けた感じのする本なのです。

バーテンダーにとっての謎なんですが、わかりやすく、時代考証も含めあらゆる視点から謎を解いてくれました。

こうゆう本を書く人が、ミステリー小説に出てくると簡単に謎を解いてくれるのでは。

Honnn 「 Cocktail Stories  -カクテル  ほんとのうんちく話ー 」

石垣憲一著

カクテルとはとても曖昧なものでして、同じカクテルでも人により、味も違えば、レシピそのものも違っていたりします。

カクテルブックもたくさん出ており、似たような感じでも微妙に違っているものもあり、どれを信じていいのか迷っていた時期も私にもありました。

「 サボイ 」のカクテルブックを基本に、たくさんのカクテルブックを参考にしてきましたが、結局は一般的なレシピを自分がおいしいと思うものを作るのがよいと結論ずけて作っております。

話が本の事からズレテゆきましたが、バーテンダーにはぜひ読んでもらいたいほんですよ。

2008年12月16日 (火)

ジャンプ

いやいや、昔よく読んだなぁ~、リングにかけろ、アラレちゃん、いまだにやってるコチカメなどなど、毎週楽しみにしてましたが、これから紹介するのは、週刊少年ジャンプ出なくて、佐藤正午サンの「 ジャンプ 」。

20081216010654 この人の本は初めてよむのですが、何気なく手に取り、出だしを読んだら読まないわけがいけない文章でした。

「 一杯のカクテルがときには人の運命を変えることもある。 」

バーテンダーを生業にしている身としては、最もくすぐられる文でして、早速読み始めました。

どんなカクテルが運命を変えるのか、具体的に出てくるかどうか分かりませんが、とりあえず読み始めると、こんな文が、「 僕はあの晩、聞いたこともない奇妙な名前の、強烈なカクテルを飲んだことをいまだに後悔している。 」。

んーん、気になる、気になるので営業中ですが、もうすぐ閉店だし読書に入ります。

ではでは、皆様お疲れさまでした。

2008年12月13日 (土)

読書メモ

「 パコと魔法の絵本 」を読んで以来、本を読み漁ってまして・・・・・・・。

と言っても週一冊ペースぐらいですが、なんだか最近は本に癒されております。

とりあえず最近読んだ本の羅列ですみません。

・ 空をつかむまで 関口尚

・ プリズムの夏 関口尚

・ あなたの石 関口尚

・ 硝子のハンマー 貴志佑介

・ 福音の少年 あさのあつこ

・ 黄色い目の魚 佐藤多佳子

・ 神様がくれた指 佐藤多佳子

・ 対岸の彼女 角田光代

・ キッドナップ・ツアー 角田光代

あと何冊か読んだ気もするがこんな感じで・・・・・・・・。

読書メモでした。次はどんな本に癒されようかなぁ・・・・・・・。

2008年11月27日 (木)

神様がくれた指

「 神様がくれた指 」  佐藤多佳子著

Kami 「 黄色い目の魚 」に続いて佐藤多佳子さんの本は二冊目。

一冊目が高校生の恋愛などの日常を描いた一冊で、読んでいて、なんとも懐かしい気持ちになり、忘れてしまったものを思い出させてくれるような作品でしたが、こちらはガラリと変わってスリのお話。

もちろん話としてとても面白いのですが、それ以上に赤坂が舞台になっているのがなんとも親近感があり読んでいて楽しいのです。

マルチェラと呼ばれる占い師が、いつもいるのが、みすじ通りと田町通りの間にある細い路地。

そして住んでいるのが、一ツ木通りにつながる道の奥。

たぶん円通寺通りかなぁ~、など想像もふくらみ、読んでいて、ちょこちょこと出てくる赤坂見附駅や、赤坂の町並みがすぐに思い浮かび今までにない面白みがあります。

赤坂を良く知っている方、おススメですよ。

2008年10月 4日 (土)

パコと魔法の絵本

最近どうも涙腺が弱くなっておりまして、悲しい話の本や映画を見るとどうも駄目でして、特に子供が出ていたりするとなおさらでして・・・・・・・。

そんな子供が主人公の本「 パコと魔法の絵本 」のご紹介。

Pako_2

映画化され人気の本です。

簡単なストーリー紹介しますと、記憶を一日しか留めておくことができない少女の物語。

この子供(パコ)がまたけなげで可愛いので、パコが出るたびに目頭が熱くなってしまいます。

舞台はパコの入院している病院。

この病院に入っているの患者がまたおかしな人ばかりで物語をより面白くしてます。

消防車にひかれた消防士や売れなくなった元天才子役の俳優さん、オカマにやくざに謎の男、そしてある種、主人公なのではと思わせるほど存在感のあるクソジジイ。

このクソジジイの大貫がほんとに腹が立つんですが、この人なしでは物語が進まないのです。

世間的には一代で会社を興した大社長なのですごい人なんですが、とにかく周りの嫌われ者。

この人の口癖が「 お前が私を知っているだけで腹が立つ 」で,とにかく人に名前を覚えられ、その人の記憶の中にいるだけでも許せないという変わり者。

自分以外全てクズの人間と思っているところがあり、周りに嫌われてばかりでもお構いなし。

しかしある時、パコと出会うことで徐々にこの人の性格が変わってゆくのです。

ある日、クソジジイの大貫が大事にしているライターがなくなってしまうのですが、何故かパコが持っていました。

盗んだと思ったこの大貫はパコの顔を叩いてしまいます。

この一件でさらにみんなに嫌われるのですが、パコだけは相変わらず次の日になると大貫に近づいて行くなですが、そこで奇跡が。

さすがに、こんな病気のしかも子供を叩いてしまったと徐々に罪悪感が芽生えたところで、ふと叩いた頬に触るとパコが「 おじさんパコのホッペに触ったことある? 」と、まったく記憶を留めることができなかったパコに、ほんの少しだけ記憶がもどったのです。

てな感じでこの先は続くのですが、面白いですよーーーー!

楽しく、泣きたい方にお勧めの一冊ですよ!

2008年7月15日 (火)

エルブリ

世の中すごい人ってたくさんいるんですね。

この本を読むと根本的な自分の限界を知らされたようで、悔しい様な、悲しいような・・・・・・・。

まぁ、世界的な人間と比べるのも変ですが、とにかく凄い人で特に同業の人や、飲食業に携わる人に絶対お勧めの本です。

Eruburi 「 エルブリ 想像もつかない味 」 光文社新書 山本益博著 です。

スペイン、バルセロナ近郊にあるレストラン「 エルブリ 」そこのシェフ、フェランアドリア。

私の稚拙な文ではうまく伝えられないのですが、同じ料理人が食べても全く分からない料理法、根本から考え方を覆す料理の数々。

すべてが目から鱗。

シェフではありますが、カクテルもいくつか紹介されており、ひとつは前回紹介した透明なトマトジュース。

本来はシャーベットとして紹介され、それにウォッカなどを足して作ってみたのですが、他にもアイスキャンデーにしてしまった、パッションフルーツで作るウイスキーサワーや、エスプーマを使用した、上下二段に分かれたジンフィズなどなど。

私がエスプーマなどを知ったのは、この一、二年。

もとはここからきていたんだなと知りました、もっと勉強しなきゃね。

食に興味ある方なら楽しめる一冊ですよ!

2008年6月14日 (土)

全日本食えば食える図鑑

食べることに興味ある方へお勧めな本、「 全日本 食えば食える図鑑 」 椎名誠 著。

Kueba

題名から察するように、ゲテモノ食いとまでは言いませんが、少し珍しい食材を食べに行き、著者自らが船に乗り捕獲したり、その土地を紹介するルポ。

イソギンチャクから始まりクラゲ、ヤシガニ、エラコと呼ばれるゴカイの仲間、ウツボ、ウミヘビ、などなど、ナドナド、何でも食べてしまい、一見「これはちょっとなぁ・・・・・」と思うものもありますが、文章を読んでいると、ちょっとは食べてみたくなるのが不思議です。

なぜか名古屋の食文化が一緒に触れられているところも面白いところ。

しかし、ただ変わったものを食べるだけでなく、環境問題やその国の文化などにも触れて考えさせられるところもシバシバ。

作者が椎名誠さんということもあり、面白おかしく椎名ワールドも展開されて、誰が読んでも楽しい一冊です。

10年ぶりぐらいに椎名さんの本を読みましたが、やはり面白いですね。

また、本棚から探して読みたくなってきました。

2008年5月24日 (土)

のぼうの城

久しぶりに面白い本に出会いました。

お客様から借りた「のぼうの城」 和田 竜 著 です。20080523140605

内容は戦国時代、天下統一を目指す秀吉が小田原征伐で関東に進出。

北条家の支城を次々と落としてゆくなか、唯一落とすことがでできなかった城が「 忍城 」。

その忍城を守る主人公は「のぼう様」と呼ばれる成田長親。

成田家当主の従兄弟であるにも関わらず、のんびりとして、大きな図体、ただ大きなだけでヘラヘラトとして、ノソノソと、のんびり歩く姿から「でくのぼう」から「でく」を取った「のぼう様」と呼ばれています。

家臣の人だけでなく、小者から百姓までもが、身分の厳しい社会にも関わらずそう呼んで親しまれている。

そんな長親が石田光成率いる二万三千とも言われた軍勢を三千余りしかいない兵でどうやって防ぐのか?

気がつくと長親の人柄に引き込まれ、戦をする家臣の男らしさに涙してしまう歴史小説。

「 人は石垣、人は城 」。

武田信玄の言葉が頭に浮かんできますよ。

2008年3月12日 (水)

美酒について

Bishu_2 今日は久しぶりに電車での通勤。

出掛けに、何か読む本でもと本棚で探すと面白そうなものがありました。

「対談 美酒について -人はなぜ酒を語るかー 」

開高健さんと吉行淳之介さんの対談集です。

一度読んだはずなんですが、ほとんど忘れておりまして・・・・・・・でも、一冊の本で二度楽しめるので良しとしましょう?。

世界中で飲んだあらゆる酒から、戦後の闇市で売っていたどぶろくまで、お酒にまつわる話がこの二人に掛かるとなんでも美味しく、おかしく思えてしまいます。

さすがにこの二人だけあり、何故か女性の話にばかりに行くのが、また面白いところであありますが、25年前の対談ということもあり、当時のお酒事情が見えてくるところも興味深いです。

「 ワイン 」と当たり前のように呼んでいますが、この当時はこの二人でもまだ「 葡萄酒 」と呼んでいるんですね。

「 葡萄酒 」何故かノスタルジックなとても良い響きに感じられます。

四半世紀前のお酒にまつわる話に興味がある人、お酒に興味のある人、女性のちょっとエッチな話に興味がある人、どんな人にもオススメの一冊です。

2008年2月28日 (木)

文士の酒 編集者の酒

とっても面白い本を見つけました。

「文士の酒 編集者の酒」 村松友視著 ランダムハウス講談社です。

Bunnshi_2 まず、冒頭から書かれているのがバーテンダーの仕事のすごさ、奥深さに付いてです。

私には耳が痛く、これを読むと「アーーーーー、まだまだ私はバーテンダーになれてないのだナァ」と思ってしまい落ち込みますが、勉強になります。

覚える事ってまだまだありますね、頑張らねば。

さて、本題に戻り、この本はお酒にまつわるエッセイなのですが、どんな事が書いてあるかというと、黄金の水とかかれているアイラ島の水の話や茶の湯とバーの接点(これがまた面白い!なるほどーと思わされます)、1929年のワインの話やヒレ酒の話までお酒に関する話が盛りだくさんで、まだ私は読み進んでないのですが、吉行淳之介さんやアントニオ猪木さんの話まで多岐に渡って書いてあります。

バーの好きな人、お酒の好きな人に絶対オススメな一冊です。

2007年7月 7日 (土)

オシアン

Oshiann 以前、「オシアン」というビールを紹介した時に、少し触れた本を購入。

絶版だった為、ネットで購入!こういう時ってパソコンは便利でいいですね。

「オシアン」  ケルトの民の詩を集めた古歌集です。

いやぁ~、よく眠れます・・・・・・・いつになったら読み終わるのか・・・・・・・。

2007年6月30日 (土)

街道を行く

Shiba お客様から素敵な本をいただきました。

「街道をゆく  赤坂散歩」  司馬遼太郎 

この本を読むと、改めて歴史のある街で働いているんだと実感させられます。 勝海舟、高橋是清、大久保利通、大岡越前守忠相などなど、歴史上の人物が働いている街にゆかりがあり、何百年まえに同じ土を踏んで歩いていたことを思うとなんともうれしきおもいます。

赤坂にゆかりがある人もそうでない人にもオススメの一冊です。

2007年6月23日 (土)

ワイルドターキー

Wtaki 久しぶりに小説を買いました。その名もズバリ「ワイルドターキー」 ロジャー・L・サイモン。ハードボイルド系は結構読んでいたつもりでしたが、まだまだ知らないものばかりです。

まださわりしか読んでいませんが、主人公はありがちの私立探偵、しかし名前がすごい、モウゼス・ワイン! 名前にワインと付けて題名が「ワイルド・ターキー」!これは酒好きにはたまりません。まだまだ他のお酒もでてきそうですし、かなり当たりの小説かも。読むのが楽しみです。

2007年3月23日 (金)

ロング・グッドバイ 名言

「アルコールは恋に似ている」と彼は言った。

「最初のキスは魔法のようだ。二度目で心を通わせる。そして三度目は決まり事になる。後はただ相手の服を脱がせるだけだ。」

2007年3月15日 (木)

ロング・グッドバイ

Nnn 「ギムレットには早すぎる」。この言葉や、バーでギムレットを飲むシーンなどが、美しく描かれているレイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」が新訳で発売されました。

ハードボイルド好きはもちろん、バー好きにも人気で、カクテルの話題になると良く出てくる本の一つです。 ガチガチのハードボイルド風の清水俊二訳になれてしまっているので、どのような感じに訳されているか楽しみです。

2006年12月29日 (金)

パブ 大英帝国の社交場

Pabu 最近、日本にもパブがかなり増えてきているようで赤坂でも今年、二件のパブが開店しました。 パブといえばイギリスで、イギリス人にとってパブは無くてはならない所などとよく本や雑誌で書いてあります。 そんなイギリスにおいてのパブのことが書いてある本がこの、「パブ 大英帝国の社交場」 小林章夫著 です。  イギリス人において、いかにパブが必要な所でどのような場所かに始まり、パブの起源、歴史、などが書かれております。 たとえば「パブ」という言葉が始めて使われたのは1865年、ヴィクトリア朝の真っ盛りの頃に初めて文献に現れました。 それ以前も当然あったわけですが「イン」「タヴァン」などがこの起源にあたり、基本として「イン」は宿泊と飲食を提供する場で「タヴァン」は飲食のみを提供する場としてとらえるようです。 これらの起源となる「イン」や「タヴァン」はいろいろな用途としても使用されました。現在のように社交場として人が集まる場としてはもちろん、ギャンブル、劇場、見世物小屋、馬車の発着所などなどあらゆる用途としても使われており、それらをイギリスの歴史とともに紹介している本なのです。 ビール、ジン、ワインなどお酒を通してイギリスの歴史もわかるすばらしい本ですよ。

2006年12月22日 (金)

びんの話

Bin 最近、引越しをしましてその際、本棚をかたずけたところ久しぶりに見る本がたくさん出てきました。

ほとんどがお酒に関係する本ばかりでよく読んだナァ、と人のもののように思って眺めてしまいました。  と、言うのも毎年出る名酒辞典やカクテルブックは普通ですが、歴史に見る禁酒法の本、イングランドの歴史の本や王国史、化学の辞典、なんだか難しい本が結構混ざっておりまして、なにがすごいってほとんどが読んだ気はするのですが内容をほとんど覚えていないのです・・・・・・・・・。 そんなわけで面白そうな本からまた読み直すことにしましてその記念すべき?一冊目がこの「びんの話」です。

その名もズバリ!ビンにまつわる話がたくさん書いてありとてもためになる本なのです。   少し覗いてみるとまず第一章は「栓とクロージュア」。ビンには欠かせない栓の話が満載!栓の種類に始まりコルクの特色や王冠が出来るまでの苦労話などなど雑学として読んでいてとてもたのしいのです。   そして第二章は「通い箱・P箱のルーツ」やはりビンには欠かせないびんを入れる箱の話。 因みにP箱とはビールなどを入れて運ぶプラスチックケースの事でこれが出来るまでの苦労話などが興味深くかいてあります。  そのあとの章もお酒がらみが多くビール瓶、一升瓶、ウイスキーの瓶の話や、ラムネの瓶の話など瓶にまつわる話が満載の一冊なのです。  かなり古い本なので今売っているかわかりませんが古本屋などで見かけたら是非読んでみてください。

2006年11月24日 (金)

MIDNIGHT PLUS ONE

Purasu1_3 「マガンハルトを車でリヒテンシュタインまで無事送り届けてくれ」。依頼を受けたルイス・ケインはモーゼルを鞄にいれシトロエンDSを操りパリを離れるが様々な妨害が・・・・・・・。相棒のアル中のガンマンとともに、フランス警察、ヨーロッパ一の殺し屋などの攻撃からのがれ、無事リヒテンシュタインまでたどり着くのか?    と言うのが簡単な内容ですがかなり面白いです。先が気になり、やめられない止まらない一冊で一気に読んでしまいました。「深夜プラス1」と言うと有名なバーが新宿にありますが、バーの名前にしたくなるほどおもしろいです。さすが名作と呼ばれるものは違うと感じさせられました。

2006年5月27日 (土)

初秋

0604haruki_119 ハードボイルド好きには説明不要、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズです。スペンサーシリーズの中で一番好きなのがこの「初秋」。スペンサーが真剣に子供と向き合うことによりに子供が成長していく過程がなんともすばらしく描かれています。私もスペンサーのようになりたいとこの本を読むと皆思うのだろうなぁ。あんなにタフになれたらいいですね。うらやましいです。他にもスペンサーシリーズは酒と料理がとってもおいしそうに描かれてるのがまた楽しいところです。スペンサーがキッチンで料理を作りテーブルではスーザンがマルガリータのオンザロックを作ったりするシーンがなんともカッコイイんだなぁ~。私の狭い畳の部屋では絶対できないですが・・・・・・悲しいです。

2006年5月25日 (木)

今夜、すべてのバーで

0604haruki_125 中島らもさんの名作でありアルコール症(アルコール中毒)の恐ろしさをうまく描いた小説です。アルコール症の本もいろいろ読みましたがこれほど、かっこよくそしてだらしなく興味深く書いてあるのはなく、さらりと読んでしまう一冊です。なかでも治療中に酒の禁断症状がでて幻覚をみるシーンなど、実際経験したらも氏ならではのリアルさです。自分の目の前で小人が大名行列しているシーン、とくに自分の頭の半分が飛び散る幻覚を見るシーンなどがあるのですが治療している患者全員で芝居をして肉片を拾い集めパニックから救い出すなど恐ろしいのですが感動ものです。最近少し飲みすぎかなぁ~と思ったりするひとにおススメです。アル中テストもついてるのでやってみるのも楽しいです。

2006年4月18日 (火)

酒と本

P6200174_3 私、ミステリー好きでして・・・・・・?以前はよく読んでいました。(最近は読む時間がなくほとんど読んでないのですが・・・・・)まあとにかく本の中で酒は良く出てくるアイテムの一つでして、いろいろな使い方をされてます。この小説もそのひとつ。私の好きなラフロイグが事件の謎を解くカギとして使われているのです。少し写真が見にくいのですがディックフランシスの「証拠」です。皐月賞も終わったばかりですが、酒と競馬の好きな人に読んでもらいたい一冊です。酒にまつわる本も少しずつですが紹介していきますので興味がわいたら読んで見てください。ちなみに皐月賞はジャンクから行って撃沈。さてさて次回はがんばります・・・・・・・。